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議会の役割(やくわり)
議員の絵 能代市のまちを()らしやすくするためにどうしたらいいか。 それを考えるには話し合いが必要ですが、能代市民全員が集まって話し合うことは大変(むずか)しいことです。
 そこで、自分たちの代表を選び、選ばれた代表の人たちで話し合いをしています。この代表者を選ぶことを「選挙(せんきょ)」といい、 選ばれた人たちを「議員(ぎいん)」といいます。
        そして、議員が集まって話し合いをする場を「議会(ぎかい)」といいます。


 
市議会議員
リーダーのイラスト 市議会議員になれるのは、25才以上の市民で、4年に1回の選挙によって最も多くの票をもらった人から順番に選ばれます。
 能代市議会議員の人数は、市の決まり「条例(じょうれい)」で20人と決められています。



 
市議会議員の仕事
議会答弁 市議会議員は、市役所が市民のためにする仕事「市政(しせい)」が正しく行われているかを調べ、 質問(しつもん)したり意見を言ったりします。
 市議会では、議員により主に次のことが話し合われています。
 (1) 市の決まり「条例(じょうれい)」を決めること
 (2) 市のお金をどのように使うか「予算(よさん)」を決めること
 (3) 市のお金が正しく使われたか「決算(けっさん)」を認めること

 その市議会で質問(しつもん)・意見を話すために、市議会が開かれていないときも、 市民から意見・要望を聞いて情報(じょうほう)を集めています。


 
本会議
本会議の様子 議員全員が集まって話し合う会議を「本会議(ほんかいぎ)」といいます。 能代市では年4回(6月、9月、12月、3月)に開くと決めています。 これを「定例会(ていれいかい)」といいます。
 また、定例会以外に、特に必要があるときにも本会議を開くことがあります。 これを「臨時会(りんじかい)」といいます。


 
委員会
 市長や議員から出される、本会議で話し合ってもらうための「議案(ぎあん)」は、 話し合う内容(ないよう)が多く、議員全員が本会議で話し合うにはとても長い時間がかかってしまいます。
 そこで、何人かの議員でグループをつくり、市の仕事をそれぞれのグループに分担(ぶんたん)して、 (くわ)しく話し合いをする会議をしています。これを「委員会(いいんかい)」といいます。

・議会運営(うんえい)委員会
 議会をスムーズに進めるため、会議の進め方やルールについて話し合います。
 同じ考えを持った議員の集まり「会派(かいは)」のうち、3人以上の会派(かいは)からの代表者1人で構成(こうせい)されます。

常任(じょうにん)委員会
 市の仕事についていくつかの委員会に分かれて話し合いをします。
 現在(げんざい)能代市議会では次の4つの常任(じょうにん)委員会があり、議員は必ず、予算(よさん)委員会に入っているほか、それ以外の3つの委員会のどれかにも入っています。
 予算(よさん)委員会  市の予算(よさん)に関することを話し合います
 総務企画(そうむきかく)委員会  市全体の計画、税金(ぜいきん)消防(しょうぼう)などに関することを話し合います
 文教民生(ぶんきょうみんせい)委員会  子育て、高齢者(こうれいしゃ)、健康、教育など、福祉(ふくし)や教育に関することを話し合います
 産業建設(さんぎょうけんせつ)委員会  環境(かんきょう)、農業、林業、商業、道路、公園、上下水道など、まちづくりの進め方に関することを話し合います

 
本会議の流れ
 1年間に4回開く能代市議会定例会の、一般(いっぱん)的な流れは次のとおりです。

 初日  市長提案(ていあん)説明  市長が、今回の本会議で提出(ていしゅつ)する予算や条例(じょうれい)などの議案について、要点を説明します。
 2日目  一般質問(いっぱんしつもん)  市の仕事全体に関することや、日頃(ひごろ)考える地域(ちいき)の課題などについて、 質問(しつもん)したい議員は、1人1時間の時間の中で、市長や教育長から意見を聞きます。1日5人まで行います。
 なお、国や県の仕事や課題については、国会や県議会で話し合われます。
 3日目  一般質問(いっぱんしつもん)
 4日目  一般質問(いっぱんしつもん)  2日目、3日目で一般質問(いっぱんしつもん)が終わらない場合、この日も一般質問(いっぱんしつもん)を行います。
 付託(ふたく)  議案が提出(ていしゅつ)され、議案の内容(ないよう)について説明があります。議案について一般(いっぱん)的な話し合いをした後、どこの委員会で(くわ)しく話し合うかを決めます。
(5日目)  付託(ふたく)  4日目で付託(ふたく)が終わらない場合、この日も付託(ふたく)を行います。
 本会議
 休会中
 委員会  議員が各委員会へ分かれ、議案について(くわ)しい内容(ないよう)専門(せんもん)的なことについて話し合い、委員会としての結論(けつろん)を出します。
 最終日  議決  各委員会の委員長が、話し合った内容(ないよう)について報告(ほうこく)し、最終的な結論(けつろん)を議員全員の多数決で決定します。 

 
請願(せいがん)陳情(ちんじょう)
手紙と封筒 市民は「こんなまちにしてほしい」「こんな施設(しせつ)を建ててほしい」といったお願いを、 市議会に提出(ていしゅつ)することができます。
 議員をとおして提出(ていしゅつ)する文書を「請願(せいがん)」、 議員をとおさずに直接(ちょくせつ)提出(ていしゅつ)する文書を「陳情(ちんじょう)」といいます。
 提出(ていしゅつ)された請願(せいがん)陳情(ちんじょう)は本会議のとき、 議員が各委員会で内容(ないよう)を話し合い、 能代市議会としても「同じ思いだ」と(みと)めた場合は、 市長や国、県に、実現(じつげん)に向けて検討(けんとう)するように伝えます。


 
傍聴(ぼうちょう)
 市議会の本会議、委員会が開かれている日にはどなたでも、議員や市長たちがどんな話し合いをしているかを見たり聞いたりする「傍聴(ぼうちょう)」ができます。
 本会議の
傍聴(ぼうちょう)席は議場の中、議員席の後ろ側に設置(せっち)しており、傍聴(ぼうちょう)できる人数は傍聴(ぼうちょう)の数となります。
 委員会の傍聴 (ぼうちょう席は各委員会の会場内に設置 (せっち) しており、傍聴(ぼうちょう)できる人数は基本的に3人までですが、必要により委員長が変更します。