能代市史 資料編 古代・中世一

A5判 本体1,077頁
能代市 資料編 古代 中世写真:85点 付録:年代表

 かつて中世は暗黒の時代ともいわれた。強力な統一権
力者が存在せず、不透明な時代だったからである。そう
いう不透明さでは能代山本の古代・中世も同 様であった。
しかし、眼を少し広げてみると、北方社会の南端で、また
律令国家や王朝国家の北端でうごめいている能代山本
がみえてくる。
 この資料編はまさに、その素材を提供している。遙かな
古代・中世がみえてくるのである。


歴史書は難しくて分からないと言う人にも
「読み下し」や「現代語訳」、「解説」をつけて分かり易くしている。

目次

第一章 古代
 第一節 律令国家と北方地域
 第二節 律令国家の変質と北方地域
 第三節 王朝国家と北方地域
 第四節 出土文字資料

第二章 中世一
 第一節 橘公業と大河兼任の乱
 第二節 胎動する北奥羽の世界
 第三節 檜山安東氏の成立
 第四節 下国愛季と檜山・湊両家の併合
 第五節 秋田実季と豊臣政権