能代の特産物(梨)

 「能代梨」の歴史は古く、始まりは明治時代までさかのぼります。
 以降、耕種研究が続けられ、現在は日本梨の「幸水」「長十郎」「豊水」「かほり」等、西洋梨の「フレミッシュ・ビューティー(日面紅(ひめんこう))」等を栽培し、名産「能代梨」として送り出しております。
 その優れた品質、独特の風味は全国に出荷され、好評を博しているところです。
 

 幸水
 

 赤梨の代表品種であり、果肉は白色、肉質は、ち密で柔らかく多汁です。
 

 長十郎
 

 果肉は白色、甘酸汁液が多く、特有の風味を持ちます。

 フレミッシュ・ビューティー
(日面紅)

 明治初期に日本に導入された、びん形の西洋梨の日面紅(ひめんこう)。
 肉質が柔かく多汁で、甘みが強くて香りがよいのが特徴です。かたい状態で収穫した物を、一週間程追熟させ、熟すのを待ってから食べます。少し黄色がかり、やや柔らかくなった頃が食べ頃です。追熟前に冷やしてしまうと外へ出しても追熟しないので注意しましょう。

 梨は、利尿作用や解熱作用、のどの渇きや痛みをいやす作用がある果物です。また、消化促進作用もあるので食後のデザートにはぴったりです。 
「日面紅」
切りそろえた「日面紅」
フレミッシュ・ビューティー(日面紅)