平成24年度 市民健康意識調査の結果をお知らせします
調査に御協力くださった市民の皆様、誠にありがとうございました。
■調査目的
市民の健康に関する意識や取組の現状を把握し、その結果を来年度からの「新のしろ健康21計画」立案のための基礎資料とする。
■調査対象者
○20歳以上の市民1,200人
○平成24年4月1日時点の住民台帳から無作為に抽出
■調査方法
郵送による発送・回収
■調査項目
○健康状態・健康管理 ○食生活 ○運動習慣 ○タバコ
○お酒 ○歯の健康 ○ストレス ○健康情報
■調査実施期間
平成24年5月11日(金)~5月31日(木)
■調査票の回収結果
回答数 : 560件 (46.7%)
■集計結果抜粋
健康状態や健康管理の方法について
○健康上の理由から、日常生活に制限がある人の割合
「日常生活に制限がある」「どちらともいえない」と回答した人は25.5%。年代別にみると、50代では25.3%、60代では28.6%、70代では41.2%と年代が上がるにつれて増加しており、80代では過半数の56.3%となっている。
○現在の健康状態について、健康であると感じている人の割合
(「どちらかというと」を含め)「健康である」と回答した人は69.0%。年代別にみると、50代では64.4%、60代では61.2%、70代では56.3%、80代では51.6%となっている。50代で3割近く、80代では半数近くの人が何らかの健康不安を抱えていると考えられる。
○健康状態を向上させたいと考えている人の割合
20代から40代では、(「どちらかというと」を含め)「健康状態を向上させたい」と回答した人が多い。また、50代以上では「今の健康状態を保ちたい」と回答した人が多くなっており、その割合は男女ともに年代が上がるにつれて多くなる。
○健康のために行っていること
「食事や栄養に気を付けている」(43.9%)、「休養や睡眠を十分にとる」(42.3%)、「体を動かしたり運動をしたりする」(33.9%)、「定期的に健康診断を受ける」(31.8%)が多い。また、男性では「運動」が多く、女性では「食事・栄養」が多い傾向がある。「定期健診」については、60代以上では3割以上となっているが、年代が若くなるにつれ少なくなり、20代では1割未満である。
○どのような条件があれば、健康づくりを実践してみようと思うか
「気軽にできる」(59.8%)、「自分に合った健康づくりを見つける」(45.7%)、「楽しくできる」(37.1%)が多い。
食生活について
○朝食を欠食する人の割合
朝食を欠食する人の割合は14.8%。特に20歳代男性(52.6%)、30歳代男性(33.3%)で高い。
○普段の食生活で気を付けていること
「野菜をたくさん食べるようにしている」(50.2%)、「主食、主菜、副菜を組み合わせた食事を1日2食以上ほぼ毎日摂る」(40.4%)、「塩分を控えめにする」(40.2%)が多く、「自分に必要な栄養量を知っており、それに合わせて食事をとっている」(8.6%)、「外食や惣菜を利用するときは、栄養成分表示を見る」(5.0%)は少ない。
運動習慣について
○運動習慣のある人の割合
運動習慣のある人は33.4%で、男性が41.6%と、女性の28.7%を上回っている。また、50代男性、40代女性で、運動習慣のある人が特に少ない。
○運動習慣のない人の、運動ができない理由
「忙しくて運動をする時間がない」(45.5%)、「体を動かすことが面倒、嫌い」(27.8%)が多い。運動習慣のある人が特に少なかった50代男性、40代女性の理由でも、「忙しい」が最も多く、「どのように運動すればよいかわからない」と答えた人も2割近くである。
その他の記載では、通勤や仕事・農作業で体を動かしていると回答した人が多い。
○1日8,000歩以上歩く人の割合
8000歩以上歩く人は13.6%。4000歩未満の人は38.0%と多い。
○ロコモティブシンドロームを知っている人の割合
ロコモティブシンドロームを知っている人は12.1%。
タバコについて
○タバコを吸っている人の割合
タバコを吸っている人の割合は、男性は30.5%、女性は11.3%。年代・男女別にみると、男性では20代が63.2%と最も高く、年代が上がるにつれて減少傾向である。女性は20代、30代が2割前後と高い。
○1日の平均喫煙本数
1日20本以上喫煙する人は35.2%。
○タバコをやめたい、減らしたいと思っている人の割合
「タバコをやめたい」「本数を減らしたい」と回答した人は67.6%と多い。
○禁煙教室や禁煙外来を利用したことがある人の割合
禁煙教室や禁煙外来を利用したことがある人は11.0%で、知っているが利用したことはない人が76.7%。
○タバコが影響している病気を知っている人の割合
「肺がん」(76.3%)、「妊婦・胎児への影響」(57.1%)、「ぜんそく」(50.9%)については、タバコの影響を知っている人は多いが、「ほとんどのがん」(23.2%)、「歯周病」(24.6%)については、タバコが影響していると知っている人は少ない。
○COPDを知っている人の割合
COPDを知っている人の割合は26.1%。
お酒について
○飲酒習慣のある人の割合
毎日飲酒する人の割合は、男性は43.2%、女性は11.3%。年代別にみると、男性では50代の66.7%、女性では40代の27.3%が最も高い。
○1回の飲酒量が3合以上の人の割合
1回の飲酒量が3合以上の人の割合は、男性が5.3%、女性が1.1%。年代別にみると、男性では50代の11.1%、女性では30代の4.7%が最も高い。
歯の健康について
○自分の歯を全部あるいはほとんど有する人の割合
全部あるいはほとんどあると答えた人は50.9%。
○歯の健康のために行っていること
「歯みがきを丁寧にしている」が57.3%と最も多く、次いで「特に何もしていない・意識していない」(23.8%)が多い。「定期的に歯科医療機関で歯石の除去や歯の汚れを取り除いてもらっている」は16.1%と少ない。
ストレスや悩み事について
○睡眠による休養を十分にとれていない人の割合
「ほとんどとれていない」が8.9%。年代別男女別にみると、男性では20代、30代が多く、女性では40代、50代が多い。
○ストレスや悩み事などを専門機関に相談したことはあるか
「相談したいと思ったができなかった」と回答した人が14.1%で、「実際に相談したことがある」と回答した人の8.9%より多い。
○相談できなかった理由
「どこに相談すればよいのかわからなかった」が48.1%と最も多く、次いで「相談しても無駄だと思った」(44.3%)、「相談したことが周りの人に知られるのではないかと不安があった」(31.6%)。
その他の記載には、専門機関が身近にない、時間がない、家庭内の問題などがある。
集計結果については、関連ファイルのダウンロードよりご覧いただけます。